•        ピアサポートグループ在

7月9日、今年一番暑い疑惑の中で開催された、第30回ピアミーティング在。テーマはステップアップ。

いろいろな人に支えられて、もう30回も開催しているんだなあと感慨深い、がそれどころじゃなく暑い。梅雨はどこへ消えた。

今回も助っ人ファシリをお願いし、打ち合わせを悩みながら行いました。
ステップアップって、しなきゃいけないものなの?ステップアップっていいことなの?というかステップアップってなに?
ピアミーティング在の打ち合わせは、いつもこんな感じです。

チェックインは「夏といえば」直球ですね。花火、浴衣と言ったオーソドックスなものから、夏休みは思う存分寝たい、日光浴を毎日10分したい、煮込みが食べたいといった欲求まで、様々な夏の過ごし方が回答されました。

最初の小テーマは「あなたにとってステップアップとは?」
事務員の島では、回復や就労、自立という目標に向かっていくことがステップアップではないかという意見が出ました。また、自分の可能性を広げること、学ぶこと、過去の自分と比べないことなどもあがりました。

2番めの小テーマは「なぜ、ステップアップは大事なのか?」
ここでは、社会的に認められている、あるいは社会的に求められているステップアップはもやもやしてプレッシャーになるなという意見が出ました。
生活のレベルアップにつながるから、自分にはステップアップが必要だという人も。
また、ステップアップという語感から、エスカレーターのようなイメージががあるが、自分の中でステップはエレベーターのようなイメージ、マイペースに登ったり止まったり出来るところがいいという人もいました。

最後の小テーマは、どうやったらいい感じでステップアップ、そしていい感じに生活出来るでしょうかというテーマ。できるだけ具体的にという脚注つきでした。
ステップアップすることだけが良いことじゃないのではないか、キャパを見極めてダウンサイズしていくことも必要では?という意見、社会に組み込まれても自分を保てることが大切なのでは?や、ステップアップって収入が目的じゃない、収入で何かするのが目的だよね、という意見などなどでました。
心の安定が対人関係を良くする、そして人に頼ったり頼られたりするのが、自分にとってのステップアップという意見もありました。

 

今回ステップアップというテーマを扱って、本当に言葉のイメージって人それぞれで、例えばステップアップと聞いて階段をイメージする人と、エレベーターをイメージする人と、本をイメージする人がいるとすると、まず「自分にとってのステップアップ像」を提示して、「他者にとってのステップアップ像」があるということを受け入れないと、個々人の中でステップアップがゲシュタルト崩壊してしまう危険性もあるのかもしれないなあと思いました。しかし参加された皆様は線引をきちんとされていて、押し付けなどがなく、自然に他の人のステップアップのイメージを咀嚼されていて、大人だなあと思ったり。

心に残ったのは、Todoリストをつけている方が、「他人の評価はあんまり信用出来ないけど、自分は裏切らないから」というように仰っていたこと。人から求められるステップアップのレールに乗るのではなく、少しでも自分で足を踏み出す、またはボタンを押す、あるいはページを繰るのが、自分にとって後悔しないステップアップだなあ、と聞いていて思いました。

ということで、なんだかいつになく抽象的になってしまった感のある今回のテーマでしたが、答えを出すことだけが目的でもないし、少しでもなにか持ち帰っていただける物があったら嬉しいなと思う限りです。

次回のピアミーティング在のテーマは「選択」です。
お気軽にご参加くださいね。

(事務員M)